2005年10月10日

ヴェスター特別編〜エミリーとフライヤ(1)

タイトル見ての通り、本当に特別編を書いてみました。(まだ途中ですが・・・)
ヴェスターは当分暗い話になりそうなので、こっちはできるだけ明るい話にしてみました。
まだ全部できないのですが、多分全5話ぐらいになると思います。
てなわけで、特別編スタート。


エミリーとフライヤ(1)


これは、ニーナ=ルクライエがガイガードに引越ししてくる約1年ほど前の話である。

オレンジ・ハイスクールの放課後・・・
授業が終わり、校舎から生徒が大勢出てくる。
ほとんどの者が部活に入っていたが、中には部活に入らないで、そのまま家に帰る者もいた。
また、思春期真っ盛りのこの年頃は、校舎のあちこちで、こんな光景が見られた。

「あ、あの・・・ちょっと、いいですか?」
家に帰ろうと荷物をまとめている男の子に、女の子が声をかける。
「ん、何?」
「え・・・えっと・・・その・・・」
女の子は真っ赤になりながら、なかなか言いたいことが言えずにいた。
そう、その女の子は、その男に告白しようとしていたのだ。
男の方は、その女の子の方を見て、不思議そうな顔を浮かべる。
「?」
「あ、あの・・・わ、私・・・」
女の子が勇気を持って、告白しようとしたその時・・・

「よお、ラルフ、待たせたな。ニックの奴が宿題教えてくれってうるさくて・・・」
そう言いながら、教室に入ってきたのは、フライヤ=メイソンであった。
フライヤの声を聞いて、女の子の前にいたその男はフライヤの方を向く。
そう、女の子の前に立っていたその男こそ、ラルフ=ガートナーであった。
「やっと、来たか、フライヤ。ずっと待ってたんだぞ。」
ラルフは、少し怒りながら、フライヤに話す。
「悪かったよ。それより、その目の前にいる女の子は?」
フライヤが女の子の方を見てそう言うと、女の子は慌てる。
「そうだ、何か俺に用事があるんだっけ?」
「えっ・・・あっ・・・いや・・・その・・・」
「何も用がなかったら、悪いけど、そこにいるフライヤと約束があるんで・・・」
「えっ・・・あの・・・ちょっと・・・」
「ん?」
「・・・いや・・・何でもないです・・・」
女の子は下を俯いてそう言うと、
「じゃあ、悪いけど・・・」
ラルフは女の子にそう言うと、フライヤと一緒に教室を出て行った。
後には、告白に失敗した女の子が一人だけ、教室の中で一人立ち尽くしていた。

「ラルフ、あの女の子と何話してたんだ。まさか、告白されたとか・・・」
フライヤが興味津々で、ラルフに尋ねるが、ラルフは笑いながら答える。
「ハハハ・・・まさか。
多分、俺に何か重たい荷物でも運んでほしかったんだろうけど、言い出し辛かっただけじゃないの。」
「じゃあ、手伝ってやらなくていいのかよ。」
「いや、でも結局、何も頼まれなかったし、いいんじゃないの。」
ラルフはそう言うと、そのままフライヤと一緒に校舎を出た。
「ちょっと、ラルフ君。」
校舎を出たラルフに、別の女の子が話しかけてくる。
「何?」
「実はちょっと、お願いがあるんだけど・・・」
「ウン、いいよ。」
ラルフはそう言うと、女の子と一緒に運動場の方に向かった。
フライヤはしばらくラルフが戻ってくるのを、そこで待っていた。

20分ぐらいして、ようやくラルフが戻ってくる。
「で、今日はどんなこと頼まれたんだ?」
フライヤが、少し呆れた顔で、ラルフに話しかける。
「運動場に、大きな石が出っ張ってて、それを取ってほしいって言われて、今までずっと穴を掘ってた。」
ラルフは笑顔でそう話すと、フライヤはため息をつく。
「お前と一緒に帰ろうとして、ストレートに校門までたどり着けたこと、今までに一度もないから、多分そんなことだろうと思ってたけど、ちょっとは考えたほうがいいんじゃないの?
ただの便利屋と思われてるぞ、お前。」
「まあ、いいじゃんか。
何か知らないけど、俺はすごい力を持ってんだから、それを有効に使わないと。」
「・・・まあ、お前がそう言うなら、俺はこれ以上何も言わないけど・・・
ただ、待つ方の身にもなってもらいたいものだ。」
フライヤはそう言うと、ため息を一つついた。

「ところで、俺に見せたいものって何?」
ラルフがフライヤに尋ねると、フライヤはニヤッと笑う。
「まあ、いいからいいから・・・
それより、早くラルフの家に行こうぜ。」
フライヤはそう言うと、ラルフの家のほうに走り出した。
「お、おい、待てよ、フライヤ。」
フライヤを追いかけて、ラルフも慌てて走り出す。


ちなみに、登場人物は、VesterProjectホームページの方を参照してください。
まあ、この話は、ラルフとエミリーとフライヤの3人しか出てこないけど・・・。
ただ、キャラの性格が少し変わってるかも・・・。
posted by VesterProject at 19:12| 大阪 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by みんなのプロフィール at 2005年10月26日 00:37
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